

自分の個人情報が漏れていないか確認・常時監視する方法
@niftyセキュリティ編集部(ニフティ株式会社)
年々増えている個人情報の流出事件のニュースに不安を感じている方もいるのではないでしょうか。Webサービスなどを利用する際に個人情報の登録は必須のため、どんな情報が漏れているかわかりません。
そこで、本記事では個人情報が流出しているかチェックする方法を2つ紹介します。個人情報が漏れていた場合の対処法も5つ紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
個人情報の流出事故…自分の情報は大丈夫?
近頃、個人情報を盗み取るために生成AIを悪用するケースが増えてきています。氏名やメールアドレスなどの個人情報が流出してしまうと、なりすましアカウントとしての悪用や金銭的な被害に発展する場合も。
まずは直近で確認された個人情報の流出事件について確認してみましょう。
生成AIを悪用した個人情報転売が多発
2025年2月に生成AIを悪用した未成年による不正アクセスおよび個人情報転売事件が発覚しました。
この事件では20億件以上の個人情報を悪用して、楽天モバイル回線を1,000件以上契約し、テレグラムを通じて複数人へ不正転売されています。不正アクセスに悪用された個人情報もテレグラムで購入されたものであり、作業はChatGPTで効率化させた自作プログラムを作成していました。
ほかにも生成AIを悪用した不正アクセス事件は増えており、今後も不正入手した個人情報の転売等が増えていくと懸念されています。
過去には企業による大規模な個人情報流出も
生成AIを悪用する不正アクセスも増えていますが、近頃大企業の保有している個人情報を狙ったサイバー攻撃が増えています。大きな個人情報流出事件というと、昨年2024年7月に発覚した株式会社KADOKAWAの事件を思い出す方も多いのではないでしょうか。
KADOKAWAの事例では「ニコニコ」サービスの従業員や契約しているクリエイターの個人情報が流出し、高額な身代金が要求されました。個人情報が流出した原因は、ランサムウェアだと公表されています。
そもそも個人情報は何が該当する?
そもそも、個人情報とは何が該当するのかはっきりとわからない方も多いのではないでしょうか。個人情報とはその名の通り、個人を特定するために必要な下記のような情報を指します。
・名前
・生年月日
・性別
・住所
・職業(社員番号)
・電話番号
・クレジットカード情報
など
一般的にネットショッピングやWebサービスの利用登録をするときに、個人情報を提供することが多いです。ほかにも、社員番号やマイナンバー等も個人情報に該当します。
個人情報流出は、フィッシング詐欺なども個人が原因である可能性もありますが、企業に預けた情報が漏れている可能性もあります。普段から個人情報の取り扱いには気をつけ、必要以上に登録しないよう気をつけましょう。
個人情報流出をチェックする方法
ここで自分の個人情報が流出していないかチェックする方法をご紹介します。
Googleダークウェブレポートを活用する
Googleダークウェブレポートは、個人情報が不正取引されていないか確認できるツールです。特定の影響下でしか閲覧できない「ダークウェブ」では、個人情報が不正売買されている可能性があるため、流出チェックに適しています。
Googleダークウェブレポートは、Googleアカウントがあれば下記の個人情報を無料でチェックできます。
・氏名
・生年月日
・住所
・電話番号
・メールアドレス
・ユーザー名
・パスワード
Googleダークウェブレポートの詳しい確認方法は、下記の記事でご紹介しています。
流出検知ソフトを活用する
個人情報の流出は、セキュリティソフトを販売しているWebサイトで確認できます。たとえば、ニフティが提供している@niftyセキュア・プライバシーでは、メールアドレスを入力するだけで個人情報の流出がチェック可能です。
チェック方法は、「1クリックで出来る個人情報流出チェッカー」にアクセスし、メールアドレスを入力後「侵害を確認する」をクリックするだけです。個人情報の流出が確認された場合、件数が表示されるため早急にパスワードの変更等、セキュリティ対策を強化する必要があります。
ただし、流出検知ソフトの簡易チェックを利用した場合、どの項目が流出したか確認できないケースが多いので注意しましょう。
個人情報流出が発覚したときの対処法
個人情報が流出しているのがわかったとき、すぐにログインできるか確認してみましょう。
万が一、パスワード変更されていた場合は、Webサービスの管理者へ、乗っ取られた旨すぐに連絡しましょう。
悪意のある第三者にパスワードがまだ変更されていないようであれば、すぐに対処することでその後の被害を最小限に抑えられます。
ここからは個人情報流出が発覚したときに行う対処法をご紹介します。
パスワードを変更する
個人情報の流出がわかったら、まずは該当のサービスのパスワードを変更しましょう。サービスにログインされてしまっても、別のパスワードに変更しておけば、今以上の被害は抑えられます。
新しいパスワードを設定する場合は、英数字や記号を複雑に組み合わせた推測されにくいパスワードにすることが重要です。推測されにくいパスワードの設定が難しい場合は、@niftyセキュア・プライバシーのようなパスワード管理ツールの活用がおすすめ。
パスワード管理ツールは、安全なパスワードを自動生成&保存してくれるので、忘れてしまうリスクがありません。
ログインや操作履歴を確認する
パスワード等の個人情報が流出してしまった場合は、ログイン日時や操作履歴を確認してみましょう。
たとえば、Googleサービスは、Google マイ アクティビティを確認すると、ログイン日時やアクセスした地域、操作履歴が確認できます。身に覚えのないログイン端末があれば、強制ログアウトさせることも可能です。
普段からログイン履歴等は、こまめに確認しておくとよいでしょう。
二段階認証を設定する
二段階認証は、万が一IDとパスワードが流出してしまっても、不正アクセスを防ぐ有効な手段です。登録されているメールアドレスや電話に届いた認証番号を入力しない限り、ログインできないので強固なセキュリティが保てます。まだ設定していない場合は、必ず設定しておきましょう。
また、見覚えのない認証確認が届いたらすぐに不正アクセスされていないか確認する必要があります。Amazonや宅配業者などを騙り、認証番号を盗み取ろうとするサイバー攻撃の可能性があるため、アクセス履歴等確認してみてください。
同一パスワードのサービスのパスワード変更
流出したパスワードを他のサービスでも使っている場合は、すぐに別の安全なパスワードへ変更しましょう。特にネットバンキングやクレジットカード情報が登録されているショッピングサイトは、金銭的な被害につながるためただちに変更してください。
流出したパスワードを利用し続けていると、ほかのサービスでもリスト攻撃の対象となり、金銭的な被害も大きくなりかねません。WEBサービスのパスワードは推測されにくいものを設定し、すべて異なるものを登録しましょう。複雑なパスワードを考えるのが大変、覚えていられないと心配な方は、パスワード管理ソフトを活用するのもおすすめ。
@niftyセキュア・プライバシーなら、強力なパスワード生成も含め管理できるので、ぜひ試してみてください。
アカウントの削除も有効
個人情報が流出したWebサービスをすでに利用していないのであれば、アカウント自体を削除してしまうのも有効です。使っていないサービスに個人情報を残しておくと、不正アクセスだけでなくアカウント乗っ取りなど悪用リスクも高まります。
使っていないアカウントがサイバー攻撃の踏み台として加害者になってしまうと、家宅捜索や事情聴取などを受ける可能性があります。何もしていないにもかかわらずさまざまな被害に発展するリスクがあるため、不要なアカウントは削除しておきましょう。
アカウントを削除する際は、必要なデータ等をバックアップし、個人情報を削除しておくように注意してください。
個人情報の常時監視なら@niftyセキュアプライバシー
個人情報が流出してしまった場合、すぐにパスワード変更や二段階認証など、セキュリティを強化することが重要です。同じパスワードを使っていない場合でも、不審なログイン履歴等がないか確認しておくとよいでしょう。
また、普段から個人情報が流出していないか確認することも大切です。こまめに自分でチェックすることも重要ですが、流出をすぐ検知できる@niftyセキュア・プライバシーのようなサービスの利用もおすすめ。
@niftyセキュア・プライバシーは、個人情報が流出していないか常に監視しているので被害の遭う前に対処できます。1契約で7台まで監視可能なので、スマホやタブレット、PCなど複数の端末で活用してみてください。
- ※2025年5月時点の情報です。

@niftyセキュリティ編集部(ニフティ株式会社)
ニフティ株式会社は1986年に創業し、30年以上にわたりご家庭や企業のみなさまへ光回線などのインターネットサービスを提供しています。(→@niftyセキュリティはこちら)
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