

子どものスマホデビューに備える!広告ブロックアプリでリスクを防ぐ方法
@niftyセキュリティ編集部(ニフティ株式会社)
新学期を迎えるタイミングで、子ども(未成年)のスマホデビューを検討している親御さんは多いのではないでしょうか?
スマホは連絡手段としてはもちろん、インターネットでの検索や、動画の閲覧、読書、アプリを用いた学習ツールとしてなど幅広く活用できるのが大きなメリットです。しかし、親子共にスマホを所持するリスクを知ったうえで備えることが、子どもを危険にさらさないためにも重要となってきます。
今回は、スマホデビュー前に知っておきたいリスクと広告ブロックアプリのメリットを解説します!
未成年のスマホデビューに潜むリスクとは?
2024年8月の調査結果では、18歳未満の子どものスマホ所有率は47.9%となっており、小学生から中学生へ進む節目の12歳でスマホ所有率は60.9%と過半数を超えたそうです。※引用元:MM総研 2024年8月調査
年々スマホデビューの低年齢化が進み、未成年のサイバー犯罪による被害も増加しています。
大きく分けて3つのリスク
スマホデビューに潜むリスクとは何があるのでしょうか。最も懸念される3つのリスクをあげてみましょう。
1.スマホ依存
スマホ依存とは、「食事や睡眠といった日常生活よりもスマホの使用を優先し、過剰に使い続けてしまう。日常生活に支障をきたしているにも関わらず使用がやめられず、スマホが使用できない状況が続くと、イライラし落ち着かなくなる。など精神的に依存してしまう状態」のことを言います。
2.悪い影響を及ぼすコンテンツ
ネットに繋がる以上、避けて通れないのがWebサイトやアプリ内に出現する広告です。成人向けの性的な広告や、ルッキズムを助長する内容の広告、暴力的な表現のあるゲームに誘導する広告など。子どもの目に触れさせたくない誇大広告や虚偽広告も多く存在しています。
3.SNSトラブル
X(旧Twitter)やTikTok、LINEなどのSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)では、グループ内の人権侵害や悪口の書き込みといったいじめ問題や、知らない相手と繋がることで予期せぬ事件に巻き込まれるケースもあります。
また、個人情報や個人を特定できるような写真、名前、メールアドレスの流出により詐欺行為に利用されたり、デジタルタトゥーとして残ることで子どもの未来に悪影響を及ぼしたりします。
スマホのリスク対策に有効な方法は?
「スマホ依存」にはルール作りが大切
急速な普及により、子どもがスマホに触れる機会が増えましたが、その一方で懸念されるのが「スマホ依存」です。スマホ依存に陥らせないためにも「ルールの設定」が有効と言えます。
ルール作りのポイント
・親子で一緒にルールを決める
親から条件を一方的に押し付けるのではなく、親子でスマホの使い方について話し合う過程が大切です。これは、コミュニケーションを取り信頼関係を強めることで、ネットトラブルに巻き込まれた時にも相談しやすくなるメリットもあります。
・占有させない
スマホ端末は、あくまで親名義で購入したものを子どもに貸し出すという形がベストです。子どもも、これは自分のものではないと認識することでルールの順守につながります。アプリのダウンロードも親の許可を得て、親の管理下でダウンロードするように取り決め、ダウンロードに必要なパスワードも親が決めるなどするといいでしょう。
・ながらスマホはしない
食事をしながら、勉強をしながら、歩きながらのスマホ操作は制限しましょう。
・使用時間の設定
端末やアプリの使用時間を制限するスクリーンタイム機能を使うのが有効です。iPhoneは「設定>スクリーンタイム」から。Androidは「設定>Digital Wellbeingと保護者による使用制限」から設定することができます。
・危険なWebサイトへアクセスしない
スマホは手のひらサイズのパソコンと同じと考えてください。インターネットに接続する以上、危険なサイトに接触しアクセスしてしまう可能性があります。怪しいサイトのリンクはクリックしないよう注意喚起しましょう。
・個人を特定できる情報をネットにあげない
自分の情報はもちろん、現実社会で繋がっている人の個人を特定できる情報はネットにあげてはいけません。オンラインゲームのチャットやSNSでも、情報を気軽にやりとりしていると第三者にまで開示されてしまう危険性があります。
また、一度ネットにさらされた情報はデジタルタトゥーとして簡単に消すことができないこともしっかりと伝えましょう。
不要な広告を表示させない
不適切な広告は、子どもの精神衛生に影響を与える可能性があります。また、それだけではなく興味本位で広告をタップしてしまい、遷移先のサイトで個人情報の流出やマルウェア感染など二次被害に及ぶケースもあります。さまざまなリスクの入り口となる広告コンテンツを見せないようにすることはできるのでしょうか。
どのような内容の広告が懸念されるか
未成年の保護と健全な育成のために不適切な広告を見せたくない親御さんも多いでしょう。
子どもにスマホを持たせている親104名を対象に実施された、子どものスマホ利用に関する意識調査では、子どもに見せたくないと感じる広告の種類、第1位「成人向けの内容が記載されたマンガなどの広告」、第2位「子どもが真似をすると危険な広告」といった結果となりました。

※引用元:キングソフト株式会社 2024年7月調査
広告をブロックするアプリで対策を
精神衛生に影響を及ぼす等リスクの多い広告コンテンツや不正サイトへ誘導するような悪質な広告を非表示にするには、広告ブロックアプリ「アドクリーナー」などの利用がおすすめです。
Webサイトだけではなくアプリ内に表示される広告もブロックできるだけでなく、動画配信アプリの最初や途中に流れる動画広告にも対応しており、子どもに見せたくないサービスの広告を全般的にブロックしてくれます。
SNSトラブルに巻き込まれないために
SNSトラブルの被害者にも加害者にもならないために重要なのが実際のトラブル事例を知ることです。
総務省から出ている「インターネットトラブル事例集」でわかりやすく紹介されているので、子どもと一緒に目を通しておくことをおすすめします。
さらに、インターネット=SNSの世界は現実社会と同じではないことを意識しましょう。例えば、自分の好みや見たい情報以外がはじかれてしまう「フィルターバブル」、 似たような意見で考えが増幅されてしまう「エコーチェンバー」という現象も生じることや、目にする情報の中には、誤った情報やニセ情報(フェイク情報・動画)が混じっていることを理解しましょう。
トラブルを知ることがトラブル回避への一歩になります。
広告ブロックアプリでスマホリスクを最小限に
子どものスマホデビューに備えて、大人が事前に対策することが大切です。スマホを使う上でのルール作りやスクリーンタイムの設定、広告ブロックアプリのダウンロード、そしてSNSトラブルの実情を理解し、安心安全なスマホ環境を整えましょう。
- ※2025年2月時点の情報です。

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ニフティ株式会社は1986年に創業し、30年以上にわたりご家庭や企業のみなさまへ光回線などのインターネットサービスを提供しています。(→@niftyセキュリティはこちら)
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