

【2025年最新版】そのセール通知、本物?Amazonプライムデー・年末年始に急増するフィッシング詐欺の手口と対策
@niftyセキュリティ編集部(ニフティ株式会社)
Amazonプライムデーやブラックフライデー、年末年始のセールシーズンは、お得な買い物ができる絶好の機会です。しかし、こうした大規模なイベントの裏では、私たちの「お得に買い物をしたい」という気持ちや、多忙な時期の気の緩みに付け込んだフィッシング詐欺が急増します。
「注文内容の確認」「お支払い方法に問題があります」といった本物と見分けがつきにくいメールやSMS(ショートメッセージ)に騙され、個人情報やクレジットカード情報を盗まれる被害が後を絶ちません。
本記事では、年間を通じてセールやイベントを安全に楽しむために、具体的な詐欺の手口と、誰でもできる見分け方のポイント、そして効果的な自衛策をご紹介します。
セール・イベントで急増するフィッシング詐欺の代表例
なぜセール期間中に詐欺が増えるのか? それは、私たちの受信箱に本物の「注文確認メール」や「発送通知メール」が多数届くため、偽物が紛れ込んでも気づきにくいからです。攻撃者は主に以下のような手口で、あなたを偽サイトへ誘導しようとします。
1. Amazonなどをかたる「アカウント問題」通知
「プライム会員資格の有効期限が近づいています」「お支払い方法に問題があります」といった件名のメールを送りつけ、偽のAmazonサイトに誘導します。 セールで買い物をしようとしているユーザーの「今のうちに解決しないと」という焦りを誘い、IDやパスワード、クレジットカード情報を入力させます。
よく使われる件名:
- 「ご注文(XXX)に問題があります」
- 「あなたのアカウントは一時的にロックされました」
- 「クレジットカードの承認が取れませんでした」
2. 宅配業者を装う「不在通知」SMS
年末年始やお盆など、家を留守にしがちな時期を狙い、「お荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください」といった内容のSMSを送り付ける手口です。
記載されたURLにアクセスすると、不正なアプリがインストールされたり、偽サイトで個人情報を入力させられたりします。 大手宅配業者の名前をかたりますが、公式な不在通知や再配達の案内は、正規のウェブサイトやアプリから行うよう各社が注意喚起しています。SMSで送られるURLには安易にアクセスしないようにしましょう。
3. 魅力的な「限定セール」をうたう偽ショッピングサイト
「ブラックフライデー限定!人気商品が90%OFF」といった魅力的な内容のSNS広告やメールで、偽のショッピングサイトに誘導する手口です。 有名ブランドのロゴを無断で使用して公式サイトに見せかけますが、 決済しても商品は届かず、個人情報だけが盗まれてしまいます。 特にクリスマスシーズンには、入手困難な人気商品を「在庫あり」と偽って購入を急がせるケースも見られます。
だまされないための「3つのチェックポイント」
もし怪しいメールやSMSが届いても、慌ててはいけません。リンクを触る前に、まず以下の3つを確認する習慣をつけましょう。
✅ チェックポイント 1:送信元の「メールアドレス」を確認
本物のAmazonからのメールは、必ず**@amazon.co.jp** のように、シンプルなドメインで終わります。少しでもおかしな点があれば詐欺を疑いましょう。
- 本物の例:shipment-tracking@amazon.co.jp
- 偽物の例(要注意!):account-update@amazon-security.xyz (co.jp や com で終わらない)
✅ チェックポイント 2:リンクに「カーソルを合わせる」だけ(クリックは絶対に避ける!)
メール本文のリンクの上にマウスカーソルをそっと置くと、実際のリンク先のURLが表示されます。そこがAmazonの公式URL(https://www.amazon.co.jp/で始まるもの)でなければ、絶対にクリックしてはいけません。
✅ チェックポイント 3:「公式アプリ」や「ブックマーク」から直接確認
これが最も安全で確実な方法です。メール内のリンクは一切クリックせず、いつも使っているスマートフォンの公式アプリや、ブラウザのブックマークから直接Amazonにログインし、「注文履歴」や「アカウントサービス」を確認しましょう。
本当に問題が発生している場合は、ログイン後のマイページなどにお知らせが表示されます。
「毎回チェックするのは面倒…」では、どうすれば?
ご紹介した対策が重要なのは分かっていても、「忙しい中で毎回チェックするのは大変…」「万が一、見抜けなかったら…」と不安に思うのは、当然のことです。
そこで考えてみたいのが、人間の「注意力」だけに頼るのをやめる、という選択。 危険なサイトそのものを自動でブロックしてくれる総合セキュリティソフトは、そのための最も賢い解決策です。
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どんなに気をつけていても、ふとした瞬間にクリックしてしまうのがフィッシング詐欺の怖いところ。もし、偽メールのリンクを開いてしまっても、「常時安全セキュリティ24」が危険なサイトだと瞬時に判断。偽のログインページが開く前に、盾となってアクセスを完全に遮断します。
あなたのIDやパスワード、そして大切なクレジットカード情報が盗まれる――その最悪の事態を、根本から防いでくれるのです。
【理由2】あなただけでなく、大切な家族も「丸ごと」守れる安心感
フィッシング詐欺は、パソコンのメールだけでなく、スマートフォンのSMSにも届きます。そして、狙われるのはあなただけではありません。
「常時安全セキュリティ24」は、1つの契約で最大7台のデバイスに対応。ご自身のPCやスマホはもちろん、少しITに不慣れなご両親や、スマホを使い始めたお子様のデバイスまで、まとめて保護できます。「自分は大丈夫でも、家族がうっかり…」そんな心配からも解放され、心からセールを楽しむことができます。
まとめ
Amazonプライムデーに限らず、セールやイベントの時期は、気持ちが高揚し、注意力が散漫になりがちです。 しかし、そんな時こそ詐欺師にとっては「稼ぎ時」であることを忘れてはいけません。
「怪しいメールは開かない」という日頃の注意と、セキュリティソフトによる自動的な保護を組み合わせることが、事前にできる安全対策です。この機会にセキュリティ対策を万全にし、一年中、心からショッピングを楽しみましょう。
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@niftyセキュリティ編集部(ニフティ株式会社)
ニフティ株式会社は1986年に創業し、30年以上にわたりご家庭や企業のみなさまへ光回線などのインターネットサービスを提供しています。(→@niftyセキュリティはこちら)
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