ネット詐欺とは|種類や事例と対策を解説

@niftyセキュリティ編集部(ニフティ株式会社)

スマホの普及やインターネットの利用層の拡大によってネット詐欺の被害が拡大しています。今回の記事では、ネット詐欺の種類や具体的な事例、対策方法を解説していきます。ネット詐欺の被害を未然に防止できるように参考にしてみてください。

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ネット詐欺とは

ネット詐欺とはインターネットを利用した詐欺行為のことで、金銭を騙し取られたり、個人情報が抜き取られるといった被害が生じます。スマホの普及やインターネット利用者の年齢層が拡大したことを背景に被害件数も急増しており、手口も多様化してきています。

人の好奇心や不注意などを悪用した巧妙な手口が多く、神奈川県警察もネット詐欺の注意喚起を行っています。詐欺に遭わないためにも様々なサイバー攻撃に関する知識を身に付けた上で、セキュリティ対策をしておくことが重要です。

ネット詐欺の種類

ネット詐欺の被害を防ぐには、ネット詐欺の手口を把握した上で対策をしなければなりません。ここではネット詐欺の主な種類を紹介していきます。ネット詐欺には主に以下のようなものがあります。

  • フィッシング詐欺
  • ワンクリック詐欺
  • 偽警告
  • ランサムウェア
  • 偽ECサイト
  • 架空請求
  • アカウント乗っ取り

具体的にどのような手口によって被害が発生しているのか、ひとつひとつ確認していきましょう。

フィッシング詐欺

フィッシング詐欺は、実在する企業や金融機関、行政サービスの名を騙る「なりすましメール」を送り、メール内のURLから偽サイトにアクセスさせ個人情報を抜き出すという手口です。

メールの内容や偽サイトが巧妙にできており、一瞬見ただけでは本物かどうかの判断が難しくなっています。IDやパスワードといったユーザー情報だけでなく、電話番号や決済情報などが盗まれて悪用されるリスクもあるので注意が必要です。

ワンクリック詐欺

ワンクリック詐欺は、偽装された成人向けサイトなどにアクセスさせることで、「会員登録完了」や「購入完了」といったメッセージを表示して高額な料金を請求する手口です。サイトを閲覧したり、動画を視聴したりするだけでメッセージが表示されてしまい、周囲に知られたくないという心理も働くことで実際に料金を支払ってしまう被害が生じます。

偽警告

ウェブサイトにアクセスした際に「ウイルスが見つかりました」や「今すぐセキュリティソフトをダウンロードしてください」などの偽の警告を表示して料金を請求してくる手口です。「ウイルスに感染した」と画面に表示されると焦ってしまい、案内に従って偽のセキュリティソフトを購入してしまい、個人情報が抜き取られる被害も生じます。

ランサムウェア

ランサムウェアは、パソコンやスマホをロックして使えない状態にした上で、ロックを解除するために金銭を要求する手口です。身代金詐欺と呼ばれる手口で、個人単位でも被害が生じることもあります。身代金を支払ってもロックが解除される保証はなく、泣き寝入りになるケースがあります。

偽ECサイト

偽ECサイトは、ECサイトを偽装することで商品を購入させ、商品代金を騙し取るという手口です。商品代金を支払っても商品が送られないケースも多く、粗悪品や偽ブランド品が送られるケースもあります。同じ商品が他のECサイトよりも著しく安い価格で販売されていた場合、偽ECサイトの可能性が考えられるので注意してください。

架空請求

架空請求は、ある日突然身に覚えのない請求メールが送られるという手口です。代表的な内容としては、成人向けサイトの利用料金の支払いを求めるというもので、不安になって料金を振り込んでしまうという被害が生じています。

アカウント乗っ取り

TwitterやFacebookといったSNSのアカウントを乗っ取ることで詐欺行為を行う手口があります。SNSのフォロワーなど周囲のアカウントに対してスパムメールを送り付けることで、被害を拡散させます。自身のアカウントを利用されるケースもあれば、知人からのメッセージで被害にあうケースもあるので、不審な内容の通知には注意するようにしましょう。

ネット詐欺に遭わないための対策方法

ネット詐欺に遭わないための主な対策方法を解説します。

  • ネット詐欺の手口を把握しておく
  • 怪しいメールやSMS、URLは開かない
  • 詐欺サイトに出会っても無視する
  • もしもの時の相談窓口を把握しておく
  • OSやファームウェアを最新にしておく
  • セキュリティ対策ソフトを導入する


ひとつずつ詳しく見ていきましょう。

ネット詐欺の手口を把握しておく

ネット詐欺の対策としてまずはその手口を把握しておくことで、被害に遭う可能性を低くすることができます。本記事でもひとつひとつのネット詐欺に関連した記事を紹介しているので、参考にして手口を把握しておくようにしておきましょう。

怪しいメールやSMS、URLは開かない

セキュリティ対策の基本として怪しいメールやSMSが届いた時は、まず開かないようにしましょう。本物そっくりに作られていて見分けがつかず開いてしまった場合にも、URLは開かずに検索から公式サイトにアクセスして、メールの内容が本当かどうか確認するよう習慣付けましょう。

詐欺サイトに出会っても無視する

怪しいサイトにアクセスして料金の請求画面が表示されたり、身に覚えのない料金の請求メールが届いたりしても無視をしてください。下手に対応すると被害に遭う可能性が高まってしまいます。

フィッシング詐欺についても偽サイトにアクセスした段階までなら個人情報を抜き取られるリスクは低いので、怪しいサイトや身に覚えのない金銭の請求があった場合には、無視をして関わらないようにしてください。

もしもの時の相談窓口を把握しておく

ネット詐欺の被害に遭いそうになって不安を感じた時や、実際に被害に遭った際に頼れる相談窓口を把握しておきましょう。

主な相談窓口には以下の2つがあります。

OSやファームウェアを最新にしておく

ネット詐欺は、OSやファームウェアなどの脆弱性を突いてサイバー攻撃を仕掛けられることで、被害に遭う可能性もあります。OSやファームウェアは脆弱性を修正するために更新されることがあるので、常に最新の状態を維持するように心がけましょう。

セキュリティ対策ソフトを導入する

個人情報の漏洩や偽サイトによる詐欺被害を防止するためにセキュリティ対策ソフトを導入するというのもおすすめです。

例えば、@niftyが提供している「常時安全セキュリティ24」では、個人情報を盗もうとするウイルスをブロックしたり、偽サイトへのアクセスに対して警告を表示したりなど、インターネットを使う上でのリスクを防止できます。

ひとつのライセンスで最大7台までの端末にインストールでき、家族のスマホやパソコンも守ることができます。ネット詐欺の被害を未然に防ぐためにも「常時安全セキュリティ24」の利用を検討してみてください。

メールの利用でフィッシング詐欺やウイルス感染の被害に遭わないためにはプロバイダメール「@niftyメール」の利用がおすすめです。

@niftyメール」は、メール容量5GBまでプロバイダー契約中は無料で使えるうえに、迷惑メールフィルターや海外送受信の拒否など、不審なメールを自動的に振り分ける機能も無料で利用できます。

さらに、メールに添付されたファイルがウイルスに感染していないかチェックを行うサービス「メールウイルスチェック」も月額200円(税込220円)で利用可能です。

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