

個人情報の漏えい、史上最悪の1.9万件。あなたのパスワードは大丈夫?今すぐできる流出確認と対策
@niftyセキュリティ編集部(ニフティ株式会社)
「自分の個人情報だけは大丈夫」そう思っていませんか?2023年度、日本国内での個人情報漏えいは過去最多を記録しました。その大きな原因は、私たちが普段利用している大手企業や有名サービスがサイバー攻撃を受け、情報が流出するケースが急増しているからです。
つまり、自分ではどんなに注意を払っていても、登録した企業から情報が盗まれてしまう可能性があり、その対策が誰にとっても必要になっているのです。
この記事では、現状を踏まえ、「もし自分の情報が漏れてしまったらどう対処するか」という、これからの必須スキルを分かりやすく解説します。
なぜ?漏えいが過去最多になった、恐ろしい手口
最近のサイバー攻撃は、私たちが利用している企業をターゲットにして、間接的に情報を盗み出すのが主流です。個人では防ぎようがない、代表的な2つの手口を見ていきましょう。
手口1:取引先が狙われる「サプライチェーン攻撃」
「サプライチェーン」とは「供給網」のことを指します。例えば、あなたがよく利用するネットショップを考えてみましょう。このショップ自体のセキュリティが頑丈でも、連携している決済代行会社や、利用するソフトウェアのセキュリティが甘ければ、攻撃者はそこを狙って侵入し、顧客情報(あなたの個人情報)を盗み出します。
2023年には、多くの企業が利用するファイル転送ソフトの脆弱性(セキュリティ上の弱点)が狙われ、世界中の企業から大量の個人情報が流出する事件が実際に発生しました。信頼して利用していたサービスが、情報漏えいの入り口になってしまうのが、この攻撃の最も怖い点です。
手口2:データを人質に取る「ランサムウェア攻撃」
もう一つが、データを人質に取る「ランサムウェア」です。これは、企業のシステムに侵入し、データを勝手に暗号化して使えなくした上で、「元に戻してほしければ身代金を払え」と要求する手口です。
さらに最近では、「金を払わなければ、盗んだ個人情報を世界中に公開する」と二重に脅す「二重脅迫」が主流になっています。攻撃の対象は企業ですが、そこで盗まれ、危険に晒されるのは、私たち顧客の氏名、住所、クレジットカード情報なのです。
「大企業だから安心」はもう古い。漏洩は"対岸の火事"ではない
これらの攻撃の恐ろしい点は、どんなにセキュリティ対策を進めている大企業ですら、被害に遭う可能性があるということです。
企業の対策を信じて待つだけでは、もう自分の情報を守りきれません。漏えいした情報は、攻撃者の手によって「闇市場(ダークウェブ)」で売買され、フィッシング詐欺やクレジットカードの不正利用など、様々な犯罪の元手になってしまいます。
だからこそ「個人での対策」と「漏れた後への備え」を
では、私たちはどうすればいいのでしょうか? 重要なのは、「漏れないようにする予防」と「漏れたことにいち早く気づき、対処する備え」の2段階で考えることです。
【STEP1】 個人でできる「予防」
まずは基本ですが、被害を最小限に抑えるための予防策は欠かせません。
- パスワードの使い回しはやめる:万が一1つのサービスから漏れても、被害が他のサービスに広がるのを防ぎます。
- 二要素認証を設定する:パスワードに加え、スマホのSMSなどに届く確認コードを入力する方法です。不正ログインを強力に防ぎます。
【STEP2】 最も重要な「漏れた後への備え」
しかし、どんなに予防しても、サービス側から漏れてしまう可能性はゼロにできません。 本当に怖いのは「自分の情報が漏れたことに気づかないまま、悪用されてしまう」ことです。
企業が漏洩を発表する頃には、すでにあなたの情報が売買され、手遅れになっているかもしれません。
だからこそ、「自分のID(メールアドレス)やパスワードが、危険なサイトで取引されていないか、自分自身でチェックする」という能動的な備えが必要なのです。
まずは無料でチェック!あなたのメアドは流出している?
「でも、どうやって自分の情報が漏れたか調べるの?」 そう思った方は、まずはこちらの無料診断ツールをお試しください。お使いのメールアドレスを入力するだけで、そのアドレスに紐づく個人情報(パスワードやクレジットカード情報など)が過去に流出したことがあるか、その件数をすぐに確認できます。
もし、この診断で1件でも流出が検知されたら、要注意です。 無料版では「何件流出したか」までしか分かりませんが、「いつ、どのサービスから、どんな情報が漏れたのか」を特定し、すぐに対策を打つことが被害を防ぐ鍵になります。
あなたの情報を見守るパートナー「@niftyセキュア・プライバシー」がおすすめ
流出元や流出内容の詳細を確認し、今後のリスクに備えたい方におすすめなのが、あなたの個人情報が流出していないかを24時間365日見守ってくれる「@niftyセキュア・プライバシー」です。
このサービスを使えば、
- あなたのメールアドレスやパスワード、カード情報などが闇市場(ダークウェブ)で発見されたら、すぐにアラートでお知らせします。
- 流出元サービスや流出時期も分かるので、どのサービスのパスワードをすぐ変更すればいいか、迅速に対処できます。
- 安全で強力なパスワードを自動で作成し、一括管理する機能もついているので、サービスごとのパスワード管理も楽になります。
企業からの漏洩を防ぐことはできなくても、漏れたことを誰よりも早く知り、被害を未然に防ぐことができます。
「@niftyセキュア・プライバシー」は、これからの時代の新しいお守りです。まずはご自身の情報が流出していないか、チェックしてみてはいかがでしょうか。
- ※2025年7月時点の情報です。

@niftyセキュリティ編集部(ニフティ株式会社)
ニフティ株式会社は1986年に創業し、30年以上にわたりご家庭や企業のみなさまへ光回線などのインターネットサービスを提供しています。(→@niftyセキュリティはこちら)
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