まずはウイルスチェックを!
パソコンが再起動を繰り返す場合、ウイルスに感染してしまっているか、内蔵されているハードディスクなどが壊れている可能性があります。
ウイルスに感染している場合、非常に強い感染力を持つ「MSBLAST.A」というウイルスに感染している可能性が高いと思われます。
「MSBLAST.A」は、Windowsに存在するセキュリティホールを狙い、インターネットに接続しているマシンに感染するウイルスで、感染してしまうとWindows OSの一部が異常終了または再起動するなどして、ウイルスの感染活動によりネットワークの帯域を消費し、ネットワーク全体の転送量低下などの被害をもたらします。
パソコンが再起動を繰り返す場合、「MSBLAST.A」に感染したものと考え、以下の手順でウイルスの駆除を行いましょう。
MSBLAST.A駆除手順
- 1.感染の拡大を防止するためにコンピュータの電源を入れる前にモデムケーブルやネットワークケーブルをはずし、コンピュータをネットワークから隔離します。
- 2.修正プログラムなどをダウンロードするために、コンピュータが「MSBLAST.A」の影響を受けないように、次の手順に従ってシステムの設定を変更します。
- 3.修正プログラムのダウンロードの際、「MSBLAST.A」が別のコンピュータに感染しないように、以下の手順を参照して、活動を停止してください。
- a.Ctrlキー+Shift キー+Escキーを押し、タスクマネージャを起動します
- b.[プロセス] タブをクリックします。
- c."msblast.exe" が存在する場合「MSBLAST.A」に感染しているため、"msblast.exe" を選択し[プロセスの終了]をクリックしてください。
- d.警告画面が表示されるので、[はい]を選択してください。
- e."msblast.exe"が残っていないことを確認したら、タスクマネージャを終了してください。
- 4.〜3.の処理を行った場合、一時的に「MSBLAST.A」の活動が停止していますので、ネットワークケーブルを接続し、以下の修正プログラムをダウンロードしてください。
修正プログラムのダウンロード
- 5.修正プログラムの適用が終わりましたら、「MSBLAST.A」を駆除するためのツールをダウンロードします。トレンドマイクロ株式会社では「トレンドマイクロ システムクリーナー」という駆除ツールを用意しています。
トレンドマイクロ システムクリーナー
6.2で変更しましたシステム設定を元の状態に戻し、ネットワークを回復してください。
以上で「MSBLAST.A」の駆除は終了です。
今後登場する新たなウイルスの感染を防止するためにも、ウイルス対策ソフトやサービスの導入と、日頃の定期的なセキュリティパターンの更新をお勧めします。