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あなたも知らないうちに迷惑メールを送っているかも?

チェック
ボットウイルスはあなたの知らないうちに侵入し、静かに感染します。
インターネットを通じて悪意ある者に簡単に操作され、あなたのパソコンが他人に大量の迷惑メールをばらまいたり、特定のサイトを攻撃したりします。
何も操作していないのに、ネットワークに頻繁にアクセスしていたり、ハードディスクのアクセスランプが光っていたりしたら要注意です。

ボットネットとは

ボットネット(単にボットとも言います)ウイルスとは、コンピューターを悪用することを目的に作られた悪性プログラムです。感染すると、外部から遠隔操作され「迷惑メールの大量配信」、「特定ホームページへの攻撃」などの迷惑行為をはじめ、あなたのコンピューター内の情報を盗み出すなど深刻な被害をもたらします。
この操られる動作が、ロボット(Robot)に似ているところから、ボット(BOT)ウイルスと言います。
ボットに感染したコンピューターがあると、同じネットワーク上のパソコンに感染が拡大する恐れがあります。ボットに感染すると、指令サーバーからの攻撃命令によって、利用者のコンピューターが迷惑メールの大量送信元や、特定ホームページへのDDoS攻撃元として悪用され、加害者になってしまう危険性もあります。

ボットネットの特徴

  • 1.利用者が気付きにくい
    ボットウイルスの特徴は、感染したとしても目に見える症状が現れないことが多く、そのままパソコンを利用できるなど、利用者が感染前との差を感じることがほとんどありません。
  • 2.ボットはたくさん存在する
    ボットウイルスを作るためのプログラミングのコードや、ボットを簡単に生成するツールがインターネット上に公開されてしまっているため、数多くの亜種が存在します。
    このような亜種が多いため、ウイルス対策ソフトのみによる駆除が困難な状況になっています。

ボットウイルスを防ぐ方法

通常のウイルス対策と同じように、Windowsやアプリケーションなど従来のアップデートや、ウイルス対策ソフトの定義ファイルを随時最新の状態にするなどの対策が挙げられます。

あなたの持つコンピューターは、気付いていないだけで常にインターネット側から感染攻撃を受けています。ここで最も重要なポイントは、ブロードバンドルーターを導入することです。ブロードバンドルーターを用いてインターネットに接続すれば、感染攻撃から効果的に守ることができます。現在では、ほとんどのインターネット利用者がインターネット導入時にブロードバンドルーターをレンタルや購入で手にしていると思いますが、コンピューターが1台のためルーターの導入をせずにインターネットへ接続を行っているユーザーもいると思われます。このようにコンピューターが1台の場合でも、ブロードバンドルーターを導入してボットウイルスに感染しないようにしましょう。